宝塚星組東京公演「霧深きエルベのほとり」開幕 紅ゆずる「1回1回公演を命がけでやっている」

[ 2019年2月15日 18:45 ]

宝塚星組トップスターの紅ゆずる
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 宝塚歌劇団の星組公演「霧深きエルベのほとり」「ESTRELLAS(エストレージャス) 〜星たち〜」が15日、東京宝塚劇場で初日を迎えた。

 「霧深きエルベのほとり」は劇作家の故菊田一夫氏が宝塚のために書き下ろし、1963年に初演された。36年ぶりによみがえった今回は、5度目の上演となる。

 エルベ河沿いの港町で出会った船乗りのカールと令嬢マルギットの短くも切ない恋を描いた作品。カール役のトップスター、紅(くれない)ゆずるは「(初演の時とは)時代も価値観も違う。幸せという言葉がよく出てくるが、今の時代に古き良きを知り新しきを見いだすという気持ちでやっていきたい」と東京公演にかける意気込みを語った。マルギットを演じるトップ娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)は「今、この作品に関われたことは光栄に思う。お客さまにも共感してもらえるような舞台作りをしていきたい」と笑顔を見せた。

 また、ショーの「ESTRELLAS…」で好きなシーンは、2人とも「デュエットダンス」とのこと。

 6日に10月13日で退団することを発表したばかりのトップコンビだが、紅は「それはさておきって感じ。この公演を新鮮な気持ちで挑んでいる。1回1回公演を命がけでやっているので、一瞬一瞬を楽しんでほしい」と語った。

 公演は3月24日まで。千秋楽公演は全国の映画館でライブ中継が実施される。

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