野口五郎 昨年末食道がん手術、年明け復帰 コンサートで衝撃告白

[ 2019年2月12日 05:30 ]

食道がんの手術をしていた歌手の野口五郎
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 歌手の野口五郎(62)が食道がんの手術を受けていたことが11日、分かった。この日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで行われたコンサートで本人が明かした。

 所属事務所によると、がんは昨年11月6日に受けた健康診断で発見。12月25日に内視鏡で手術を受け、同29日に退院した。翌30日にはおかゆを食べられるほど元気になり、年明けから通常通り仕事を始めた。日頃から体調に気を使うタイプで、早期発見につながったという。

 現在、民放では20年ぶりの連続ドラマになる「メゾン・ド・ポリス」(TBS)に出演中。11月中旬のクランクインだったため、周囲にがんを隠しながらの撮影となった。がんについてはマネジャーやスタッフにも明かさず、知っていたのは家族と主治医のみだった。

 この日のライブでは往年のヒット曲などを元気に歌唱。終盤に「言おうか、言うまいか迷っていましたが…」と切り出し「食道に悪いものが見つかり、今は大丈夫です。元気です」と報告。その後はマイクを床に置いてアカペラで歌唱し、大きな拍手を浴びた。

 昨年5月には、ともに「新御三家」として活躍した親友の西城秀樹さん(享年63)が急性心不全で亡くなった。野口は闘病生活を見守り続け、葬儀・告別式では涙を流しながら弔辞を読んだ。昨年12月の入院中には、西城さんの家族も見舞いに駆けつけたという。

 来年5月からデビュー50周年イヤーに突入する。ステージでは「これからも元気に頑張る」と話した。

 ◆野口 五郎(のぐち・ごろう、本名佐藤靖=さとう・やすし)1956年(昭31)2月23日生まれ、岐阜県美濃市出身の62歳。71年に「博多みれん」でデビューし「青いリンゴ」「私鉄沿線」などヒットを連発。郷ひろみ、西城秀樹さんと「新御三家」と呼ばれた。01年にタレントの三井ゆりと結婚。芸名は飛騨山脈の野口五郎岳から。

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2019年2月12日のニュース