地震に負けぬ「いだてん」 中村勘九郎&橋本愛が“故郷”熊本にエール

[ 2019年1月6日 16:46 ]

青森県八戸市の本覚寺にある日本人女性初の五輪メダリスト、人見絹枝さんの墓前で手を合わせる中村勘九郎
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)が6日、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)初回放送前に、3日に震度6弱を観測した地震でパブリックビューイング(PV)を中止した熊本県和水(なごみ)町に向けてメッセージを送った。

 同町では4日、PV会場の三加和公民館が自主避難所になっていることなどを含め地震の影響を考慮して中止を決断。観覧希望者には電話で中止の連絡を入れて説明した。同館に避難していた住民は全員帰宅したという。

 同町は、歌舞伎俳優の勘九郎が演じる主人公の一人で「日本マラソンの父」「箱根駅伝創設者」として知られる金栗四三(かなくり・しそう)の出身地。金栗の生家ではロケが行われ、町民もエキストラで出演した。

 勘九郎は放送初回を迎えるこの日、日本人女性初の五輪メダリストである人見絹枝さんの墓がある青森県八戸市を訪問。墓参りのあとに報道陣の取材に応じ、「伺った和水町の役場がニュースで映っていて…。職員の方々にもお世話になって、生家を案内してくださった方をはじめ、本当に大変な思いをされていると思います」と住民を気遣った。

 「今はパブリックビューイングどころじゃないですよね。余震の不安もありますし、金栗さんの生家の近くは古い建物が多いので、凄く心配しています。少しでも落ち着いてきて、安心して作品を楽しんでご覧になれるようにと願っております」と“故郷”熊本にメッセージを送った。

 熊本出身で、同作に出演する女優の橋本愛(22)も自身のインスタグラムで「昨夜、熊本での地震を心配してくださった方々へ。私は何も問題ありませんでした。ありがとうございます。被害に遭われた方々には心を配るばかりです。いだてんで元気づけられるといいけどな」と思いをつづった。

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2019年1月6日のニュース