「いだてん」勘九郎初登場シーンにネット反響!歌舞伎ファン大興奮「まるで隈取」(ネタバレ有)

[ 2019年1月6日 22:39 ]

初登場シーンが話題となった中村勘九郎演じる金栗四三(右)(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演するNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)が6日に初回放送を迎えた。初回のクライマックスシーンで、勘九郎演じる金栗四三(かなくり・しそう)が初登場。インターネット上では、その初登場シーンが歌舞伎ファンを中心に話題を集めている。

 勘九郎扮する金栗は、放送開始から54分が経過した頃にようやく初登場。ストックホルム五輪に向けたマラソンの予選会で、頭から“流血”しながら競技場内に現れた。だが、これは雨で帽子の塗料が流れて顔に垂れてきたもの。歌舞伎を象徴する化粧「隈取(くまどり)」を連想させる形相になった金栗は、悪天候の中、先頭でゴールテープを切った。

 金栗の衝撃的な初登場シーン後、Yahoo!リアルタイム検索で「隈取り」が急浮上。インターネット上では「金栗四三さんのゴール。雨に濡れた紅白帽から赤色が流れ落ち顔が赤く染まって、それはまるで歌舞伎の隈取。赤い隈取はヒーローだよ!なんて粋なんだ!」と絶賛の声が上がったほか、「四三さんの登場を最後まで焦らしたのも、真打登場!って感じで四三さん役が勘九郎さんだかで中村屋!という大向うの掛け声が聞こえてきそうでいい」「ラストに隈取り風の顔で競技場に登場した瞬間は思わず、中村屋っ!と言いたくなった」と歌舞伎ファンから大興奮の声が上がった。

 ドラマ公式ツイッターは「ラストシーン、雨に濡れた帽子の赤い染料が四三の顔に垂れてきた、というのは実際に記録に残っているエピソードです!」とツイート。演出が史実に基づいたものであることを紹介している。

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2019年1月6日のニュース