中村鴈治郎&扇雀 親子3代家族5人舞台に意気込み「長生きも芸のうち」

[ 2018年12月5日 14:59 ]

親子3代、家族5人そろっての舞台へ意気込みを語る(左から)中村扇雀、中村鴈治郎
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 歌舞伎俳優の中村鴈治郎(59)、中村扇雀(57)兄弟が5日、京都市内で来年1月、大阪松竹座で上演される「壽初春大歌舞伎」(2〜26日)への取材会を行った。

 同公演では、2人の父で人間国宝の坂田藤十郎(86)、鴈治郎の長男・中村壱太郎(28)、扇雀の長男・虎之介(20)と親子3代家族5人で舞踊「寿栄藤末廣(さかえことほぐふじのすえひろ)」(昼の部)を披露。鴈治郎は「父が来年、数えで米寿。この年で主役で舞台に立てるのは非常に珍しいし、こうやって家族5人で舞台ができるのはありがたい限り」と感謝し、扇雀も「長生きも芸のうち、と冗談で言ったものだが、父にはこれからもいろんなモノを後輩に与えていってほしい」と話した。

 今月31日は藤十郎の誕生日。毎年家族そろってお祝いをするそうで、鴈治郎は「そのままお正月に大阪の舞台に立てるのがうれしい」。ただ、鴈治郎によると藤十郎は「4代そろい踏み」を狙っているそうで「壱太郎はせかされてますよ。“誰でもええから連れてこい”と。子どもができたら抱っこしたまま舞台に立つのでは?」と野望を明かし笑いを誘った。

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2018年12月5日のニュース