舘ひろし 王会長にツッコミ「凄いユーモアですね」

[ 2018年12月5日 19:53 ]

「平成30年度ゆうもあ大賞」授賞式に出席した受賞者の(左から)戸田恵子、王貞治会長、舘ひろし
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 世に明るい話題を提供した人物に贈られる「平成30年度ゆうもあ大賞」の授賞式が5日、都内のホテルで行われ、俳優の舘ひろし(68)、女優の戸田恵子(61)、ソフトバンクの王貞治球団会長(78)が出席した。

 舘は今年、第42回モントリオール世界映画祭で主演映画「終わった人」で最優秀男優賞を受賞。「女の涙と自分の芝居は信用しないタイプで、どういうわけか、信用できない芝居で賞をいただけたのがどうしてかなとずっと考えておりました。滑舌が悪くて、セリフが苦手なんですが、カナダのモントリオールというところで賞をいただいて、字幕スーパーだったんです。稚拙なセリフがバレなかったのがどうも受賞の原因だったようです」とユーモアたっぷりにあいさつ。「本当に幸運というだけで賞をいただいだいているような気がします」と謙遜しつつも「とても歴史のある賞をいただき、嬉しく、光栄に思います」を笑顔を見せた。故石原裕次郎さんにも「時を見て(墓前に報告します)。(裕次郎さんが)なんていうかはわかりませんね」と苦笑した。

 戸田は「思ってもない、思いがけない賞でしたので、大変うれしく思います。今日はご高名な大先輩と一緒に受賞でき、これも喜びでもありました。ユーモアは日頃からものすごく大切にしているので、何よりもうれしい賞をいただいた」と感激。自身について「ほとんどユーモアで出来ているといっても過言ではないです」と言い切った戸田。「圧倒的にユーモアが全面的に出る作品に出ることが多いんです。これからもコメディエンヌと呼ばれることを喜びにやっていきたい」と続けた。

 「ユーモアは一番、自分に遠いところにある」と戸惑いの表情を見せる王会長に「凄いユーモアですね」とツッコミ。舘が「王監督の爪の垢を煎じて飲みたい」と話すと、戸田も「私も!」と同調。王会長からは「窮屈だからやめたほうがいい」と即座に否定が入り、会場は笑いに包まれた。

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2018年12月5日のニュース