ジャズピアニスト前田憲男さん通夜祭　涙の岩崎宏美「さみしいです」

１５年前に撮影された前田憲男さんの遺影
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　先月２５日に肺炎のため８３歳で死去したジャズピアニストの前田憲男（まえだ・のりお、本名暢人＝のぶひと）さんの通夜祭が４日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。神式で執り行われ、歌手の加山雄三（８１）渡辺真知子（６２）岩崎宏美（６０）ら約５００人が参列した。

　遺影は１５年前に撮影された写真が使用され、祭壇は鍵盤をあしらった飾り物や約４０００本の花などで彩られた。献花の際には、ゆかりのあったミュージシャンたちが入れ替わりながら、ピアノ、ドラム、ベースを演奏するジャズセッションを行った。献花を終えた岩崎は「やっと最近、先生を怖がらずに歌えるようになったので、いなくなってしまってさみしいです」と目を腫らしながらしのんだ。

　葬場祭・告別式は５日午前１１時に同所で営まれる。