ライブ会場外にもファン1万人 ひしめき合い「少しでも声を」

[ 2018年9月16日 08:05 ]

安室奈美恵 故郷でラストライブ

安室奈美恵が最後のライブを行うイベント会場の外で、漏れ聞こえる音楽に耳を澄ます大勢のファン
Photo By 共同

 会場周辺には、安室の声を少しでも聴きたいと願うファンが全国から集結した。だが、会場に入れるのはわずか3500人。この日はチケットがなければ敷地内にも立ち入れない厳戒態勢。漏れ出る声を聴こうと期待する“音漏れ参戦”のファン1万人以上が、隣接する公園にひしめき合った。

 千葉県野田市の中学生田中美渚(みなみ)さん(15)と母裕子さん(45)もその一員。前日に沖縄入りして会場を下見し、公園内のベストポジションを探した。美渚さんは「声が少しでも聴ければ、ケジメがつけられる」と気持ちの区切りを何とか付けようとしていた。だが音はほとんど聴こえず、耳をそばだてる姿が見られた。

 地元沖縄のファンにも特別な思いがある。那覇市から来た与那嶺若葉さん(35)は「彼女は沖縄出身で一番最初にビッグになった人。安室ちゃんがいたから沖縄の女の子は勇気をもらえた」と語った。

 90年代半ば、東京・渋谷の街を自身のファッションをまねた“アムラー”と呼ばれる若い女性であふれさせ、ミリオンセラーを連発。沖縄らしさを強調することはなかったが、安室の存在で「沖縄=カッコいい」という図式ができた。那覇市の名渡山純子さん(28)は「内地(本州)の人たちに、沖縄を良いイメージで伝えてくれた」と感謝する。

 ラストステージが故郷にもたらす経済効果は大きい。経済評論家の荻原博子さんは「交通費や宿泊費、飲食費だけでなく、観光に落ちるお金も大きい。安室さんグッズも買うでしょうし、20億円以上の経済効果があるかも」と試算した。

 2000年の沖縄サミットでイメージソングを歌うなど、沖縄を象徴する存在でもあった歌姫。名渡山さんは「同じ沖縄県人で良かった」としみじみ語った。

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