岡田惠和氏、北川悦吏子氏「半分、青い。」は“異色”漫画家辞める鈴愛の描写「朝ドラとして一番珍しい」

[ 2018年9月16日 20:55 ]

16日放送のNHK FM「岡田惠和 今宵、ロックバーで〜ドラマな人々の音楽談議〜」にゲスト出演した脚本家の北川悦吏子氏(C)撮影/萩庭桂太
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 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)で朝ドラに初挑戦し、オリジナル脚本を手掛けた北川悦吏子氏(56)が16日放送のNHK FM「岡田惠和 今宵、ロックバーで〜ドラマな人々の音楽談議〜」(隔週日曜後6・00)に出演。ホストを務める脚本家の岡田惠和氏(59)と対談した。

 洋楽ロックを中心に音楽を愛してやまない岡田氏が、親しい俳優やクリエイターをゲストに迎え、自由に語り合う番組。

 岡田氏は「ちゅらさん」(2001年前期)「おひさま」(11年前期)「ひよっこ」(17年前期)と3作、朝ドラを生んだ名手。「半分、青い。」のヒロイン・鈴愛(永野芽郁)が心身ともにボロボロになり、漫画家を辞めるストーリー展開と描写に「モノづくりをする人と才能の関係、その描き方が一番、朝ドラとして珍しいと思いました。それは(胸に)刺さったというか『うわー』ってなりました(笑)。朝ドラで、こんな気持ちにさせられるんだ」と同じクリエイターとして感想。北川氏は「申し訳ないような気持ちもあります。朝ドラという枠を結構、度外視して書いてしまったかもしれません」と応じた。

 岡田氏は「とはいえ、朝ドラという実態はあってないようなもの。何となく成功作のフォーマットがあって、今回はそれとは違うけれど、それはもう毎回、作り手が更新していかないといけないと思います。じゃないと、みんなが同じ穴を掘っていても厳しい。どこかアップデートしていくんだと思います」と北川氏が挑んだ“異色作”を評した。

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2018年9月16日のニュース