キムタク 二宮との再タッグ乗り気 次は「ギトギトの悪党」

[ 2018年8月25日 05:30 ]

映画「検察側の罪人」初日舞台あいさつで鏡開きを行う(左から)八嶋智人、吉高由里子、二宮和也、木村拓哉、松重豊、原田眞人監督(撮影・篠原岳夫)
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 俳優の木村拓哉(45)と「嵐」の二宮和也(35)が24日、都内で、初共演した映画「検察側の罪人」(監督原田眞人)の初日舞台あいさつを行った。

 互いの正義を懸けて対じする検事の先輩後輩を演じた2人。己の捜査方針のため法を犯す役どころの木村は「彼なりの正義をとことん理解したいと思いながらやりました」と振り返った。一方の二宮は「独自の正義感を持っている感じを見せたかった」と説明。声を荒らげ容疑者を追い詰める取り調べシーンがあるが、「どんどん体調が良くなっていくように(演じよう)と考えていたけれど、基本、通年で日に当たらないから顔色が良くない。だから、気持ちが強くなっていくことを意識した」とジョーク交じりに明かした。

 原田監督は、2人の共演を「日本のエンタメ史において、歴史的な一大事象」と称賛。そして、自身の代表作「KAMIKAZE TAXI」(1995年)のリメークを提案し「(ミッキー・カーチスが演じたやくざの組長の)亜仁丸を木村さんがやり、ニノを追い回す。ギトギトの悪党の木村さんを見てみたい」と再タッグを熱望した。悪党の組長役という新境地挑戦を打診された木村は「ギットギトにいきたいですね」と乗り気。二宮も「今回が最初で最後と思ってやっていたので、声をかけていただけただけでうれしい」と喜びをかみしめた。

 同作は全国335スクリーンで封切られ、配給の東宝によれば興収30億円が見込める好調な出足。木村は「たくさん考え、感じたことを皆で共有してほしい」と言葉に力を込めた。

 ≪HERO以来の共演、松重たまらない職業≫舞台あいさつには共演の吉高由里子(30)、八嶋智人(47)、松重豊(55)も登壇。木村演じる検事に加担するブローカー役で、フジテレビドラマ「HERO」以来の共演となった松重は「(HEROで)上司と部下だったのが、今度は緊迫した関係性を楽しむことができた。それがたまらない職業」とニヤリ。八嶋も「HERO」に出演しているが、木村らとの共演シーンがなく「僕は顔合わせと、打ち上げでしか会っていない」と嘆いていた。

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2018年8月25日のニュース