6人関ジャニ ドームツアー開幕 横山「アイツには負けない」

[ 2018年7月16日 05:30 ]

関ジャニ∞
Photo By スポニチ

 関ジャニ∞が15日、札幌ドーム公演を行い、6年連続7度目の5大ドームツアーを開幕させた。4月に渋谷すばる(36)が音楽留学のため脱退を発表し、この日から6人体制に移行。横山裕(37)は「すばるは男としての決断をしたけど、僕たちは絶対アイツには負けない。未来を信じて突っ走っていく」と力強く宣言した。

 「エイト」コールに包まれた舞台。スクリーンに「僕らの来世のはじまり REBORN」と映し出され“6人の関ジャニ”が姿を見せた。不動のリードボーカルだった渋谷はそこにいない。ただおのおのが、自分にできることを出し切るべく決意に満ちた表情。「新生・関ジャニ」の歌声に力を吹き込んだ。

 冒頭、錦戸亮(33)が6人の姿を「見慣れない景色でしょ。僕らもそう。なかなか消えない違和感かもしれませんが…」と語りつつ「歯医者に行ったあと治したところ舌で探ったりしますよね?でも翌日はしない。(そのように)皆さんの体になじむ関ジャニになりたい」と話した。

 「オモイダマ」では聴きどころだった渋谷によるサビの絶唱を安田章大(33)が受け継いだ。丸山隆平(34)や錦戸も、代わる代わるリードを取り舞台上で談笑するやりとりもあった。

 開演前に取材に応じた村上信五(36)が、渋谷脱退が決まってからの内幕を語った。穴を埋めるためリハーサルは4月末から開始。各自の仕事の合間を縫って集まり「普段の倍ちょっと」をこなした。楽器や歌唱の上達は実感できたが「技術的なものより、真ん中のちっさいオッサン(渋谷)がおらんというのを、いかに受け入れてもらえるか」という不安は残っていた。

 本拠地・大阪で観客が半分ほどしか入らない下積み時代から共に歩んだ盟友の不在は大きい。しかし村上は「原点に立ち返る。できることをやりきるだけ」と強調した。着ていたTシャツには、プレゼンターを務めるテレビ朝日サッカー中継のキャッチコピー「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」の文字が。「僕の気持ちはそこに尽きます」

 6人体制初となる9月5日発売の新曲「ここに」で約3時間の舞台を締め、客席からは惜しみない声援が上がった。6人の表情には充実感がにじんだ。横山はこみ上げる涙をこらえるような表情を見せた。ドームツアーを経て9月22、23日には初海外ライブとなる台湾公演を控える。「ますます頑張らなアカン」と村上。後ろは向かず、男道を突っ走る。

 ○…安田は4月に負った背中と腰の骨折を押して出演。この日はライブと軽めのダンスナンバーを中心に構成され、安田もほぼ支障なくギター演奏と歌唱をこなした。昨年2月には良性の脳腫瘍「髄膜腫」の摘出手術を受けたが「人としての痛みを経験してないのにその気持ちが分かるのかという意味で、いろいろあった今、病を患って良かったと思ってます」と話した。

続きを表示

2018年7月16日のニュース