フジ幹部 ミス続く報道・情報番組に「地道に取り組むしかない」

[ 2018年4月27日 17:32 ]

フジテレビ
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 フジテレビの宮内正喜新社長(73)が23日、都内で定例会見を行い、同局の報道・情報番組でミスが相次いでいる件でコメントした。26日放送の夕方の「プライムニュースイブニング」で、「TOKIO」の山口達也(46)が強制わいせつ容疑で書類送検された事件で、「現場に別の男性がもう1人いた」と報じるも、同日夜放送の「FNNプライムニュースα」で誤報であるとして謝罪。

 同局によると、複数の情報源から得た情報で放送したが、結果的に誤りであったことがわかり、訂正したという。また、ビートたけし(71)の独立問題を扱う中で、5日放送の情報番組「直撃LIVEグッディ!」で、「オフィス北野の現役社員」と名乗る男性のインタビューを放送するも、オフィス北野側の抗議を受け、6日放送の同番組で事実誤認を認め、内容を訂正し謝罪した。この件に関して、報道担当の岸本一朗専務は「取材時にその男性について身分を示すものは確認していなかったのは事実。その後、オフィス北野から現役社員ではないとのご指摘を受け、番組で訂正した」と経緯を説明した。

 これらを含め、同局の報道・情報番組でミスや訂正が相次いでいる。宮内社長は「とにかく全番組、特に情報系の生番組については、業務フローの見直しを直ちに開始するようにと現場に指示を致しました」とコメント。こういった事態について、岸本専務は「非常に深刻に受け止めております。やはり放送の信頼性に直接関わる問題なので、これについてはもちろん、事実の確認、意識の徹底、業務フローの見直しをする」としたうえで「事実の確認が大前提であることを改めて確認したが、こういった事案が相次いでしまったことは『なぜそれが起きたのか』『どうしたら解決するのか』を1つ1つ検証して、地道に取り組むしかない」と再発防止を誓った。

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2018年4月27日のニュース