たけし軍団 オフィス北野に残留 水道橋博士明言「収束に向けて動いている」

[ 2018年4月9日 04:45 ]

「オフィス北野」残留を明言した水道橋博士
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 ビートたけし(71)の独立騒動で、弟子衆の「たけし軍団」の主要メンバー8人が所属事務所「オフィス北野」に残留することが8日、分かった。8人の後輩に当たる「浅草キッド」の水道橋博士(55)が本紙の取材に残留を認めた。

 森昌行社長(65)の経営を批判する軍団の声明文を、自身のブログで1日に公表してから1週間。博士は仕事先の山梨県内で取材に応じた。「森社長と一緒にやっていく?」との質問に「もちろん」と笑顔で答え、軍団と自身の残留を断言。「たけし軍団の8人は収束に向けて動いている。そこに僕を含めてもらって構わない」と軍団が一枚岩であることを強調した。

 騒動は一気に収束へと向かう。本紙の取材では、森社長と軍団番頭格のガダルカナル・タカ(61)は、前日7日までに軍団の残留を含めた「事務所の存続」で合意。一両日中に会談を持って最終の意思確認をし、両者が文書で騒動終結を宣言するとみられる。

 関係者によれば、たけしも軍団の残留について「おまえたちが決めたならそれでいい」と話しており、博士にも「まずは精いっぱい、軌道に乗るまで頑張れ」と伝えたという。

 たけしは7日の情報番組で、将来的に新拠点「T.Nゴン」に軍団を迎える約束をしていると明かした。これに関して博士は「いずれは合流があり得るというふうに殿はおっしゃっている」と認めた上で、「今のところはない」と否定した。また「たけしさんがオフィス北野と業務提携するパターンもある」と明かした。

 一方の森社長もこの日、本紙の取材に「騒動の長期化は本意ではないし、望んでいません。経営者として業務の正常化が急務だと考えています」と説明。「騒動が起こる前の状況にしたいということ。その流れに沿って軍団メンバーとも協力をしていくことで確認はできています」と再出発を認めた。

 ただ、今後については一筋縄ではいきそうにない。オフィス北野は既に従業員33人が20日に退社することが決定済み。希望者を再雇用するが、テレビ局関係者は「マネジャーが3人の体制になると聞いてます。スタッフも含め十数人になるのでは」と指摘。「メンバーと現場スタッフとのわだかまりは解消されてない」との周囲の話もあり、関係修復にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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