たけし独立問題 軍団がオフィス北野に不満爆発 森社長「事実」

[ 2018年3月27日 09:00 ]

今月いっぱいでオフィス北野を退社し、独立することが分かったビートたけし
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 ビートたけし(71)が所属事務所「オフィス北野」から今月いっぱいで独立する問題を巡って、弟子たち「たけし軍団」の一部メンバーと経営陣との間で“衝突”が起こった。お笑い界最大の実力者で、世界的な映画監督でもある大物の独立騒動。まだまだ波乱含みで、すんなりとは決着しない可能性も出てきた。

 独立までのカウントダウンが刻一刻と進むが、全て円満に事が運んでいるわけではなさそうだ。残留するか、たけしの新事務所についていくか、いまだ決めかねているメンバーが「殿独立」という事態を招いたオフィス北野に説明を求める状況も出てきた。

 オフィス北野の森昌行社長(65)はスポニチ本紙の取材に「内紛とか衝突ではありませんが、彼ら弟子たちの一部が“事務所は何をしてるんですか?”と不満を持っているのは事実」と、慎重に言葉を選びながら話した。

 たけしと経営陣との間にはこれまでも経営方針を巡って意見の食い違いがなかったわけではないという。積年にわたってくすぶっていたものが「たけし独立」という思わぬ形で表面化。本紙の取材では、具体的に引き金を引いたのは軍団メンバーでタレントの井手らっきょ(58)の“帰郷”表明だった。

 井手は8日に文化放送の番組に出演し、4月1日から活動拠点を生まれ故郷の熊本に移すことを発表。関係者によれば、これにたけしの不満が爆発。当人を叱るとともに、金銭面などの待遇も含めて「黙って見ているのか?」と事務所にも怒りをぶつけたという。

 軍団のメンバーでは番頭格のガダルカナル・タカ(61)が「たけしさんについていったらこれまでと同じ」として、いち早く残留を宣言。他のメンバーもタカと行動を共にする流れをつくった。森社長も「元々の軍団メンバーが残ることに変更はない」と話すが、後に弟子に加わったタレントやスタッフは流動的だ。

 4月からたけしの稼ぎが丸々なくなるオフィス北野が社名変更を含めて規模の縮小を余儀なくされるのは必然。森社長は「当然、人の出入りもあるでしょう。退職金の問題もある。現在は、4月以降のたけしさんの仕事の引き継ぎを責任を持ってやっているところ」と説明するが、まだまだ一波乱二波乱がありそうだ。

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2018年3月27日のニュース