久保 防衛へ「対局続くのは棋士冥利」、6日から王将戦第5局

[ 2018年3月6日 05:30 ]

王将戦第5局前夜祭 石見神楽の魔よけの面を手に健闘を誓い合う久保王将(左)と豊島八段
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 将棋の久保利明王将(42)に豊島将之八段(27)が挑む第67期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、日本将棋連盟主催)の第5局が、6日から2日間、島根県大田市の「さんべ荘」で開催される。

 第1局を落とした後、3連勝と先に“王手”をかけた久保は空路で、後がなくなった豊島は約5時間かけ陸路で現地入り。2人は前日の4日、第76期名人戦A級順位戦のプレーオフ1回戦で対戦し、157手で豊島が勝利。対局が終了したのは日をまたいだ5日になってからという大熱戦で、久保は「疲れていないといえばウソになるが、対局が続くのは棋士冥利(みょうり)に尽きる」とベテランならではのコメント。一方、豊島は「疲れずにやれる感覚がつかめてきた」と若さをアピールした。

 久保は「さんべ荘には数回来ており知人もいる。いい棋譜を残したい」と今局の抱負。豊島は「厳しい状況に追い込まれているが自分らしくベストを尽くしたい」と気合を入れた。

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2018年3月6日のニュース