「ジョジョ」30周年 荒木飛呂彦氏、来夏に国立新美術館で個展 漫画家としては手塚治虫さん以来2人目

[ 2017年12月15日 10:00 ]

人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者荒木飛呂彦氏
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 「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である人気漫画家の荒木飛呂彦氏(57)の個展「荒木飛呂彦原画展 JOJO冒険の波紋」が2018年夏に国立新美術館で開催されることが15日、分かった。同美術館で漫画家の個展が催されるのは手塚治虫さん以来28年ぶりで史上2人目。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は1987年に「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、現在も「ウルトラジャンプ」で第8部「ジョジョリオン」が連載中。今年で誕生30周年を迎えている。ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから始まるジョースター家の血縁と因縁を描く大河作品で、第1部から第8部まで部ごとに主人公が代替わりしていくという独特の手法で物語を描く。

 荒木氏は直筆のメッセージで「このたび2018年夏―『荒木飛呂彦原画展 JOJO冒険の波紋』を東京・六本木『国立新美術館』にて開催する運びとなりました」と報告。「大変に名誉ある場所でJOJO30周年の集大成を皆様の前にご披露させて頂ける事は、本当に光栄であります。また、同時に緊張も感じております」と心境を明かした。

 続けて「JOJOが目指して描くものはこの世のあらゆる現象。そして善と悪の闘いを通しての『精神の成長』であります。今回の原画展では、そのキャラクターたちと守り神たちが同じ時刻、同じ場所に会するイメージ。そして新作画の執筆も複数枚、計画しております」と個展をPRし、「皆さま、よろしければ来夏を楽しみにお過ごし下さい」と呼びかけた。

 ジョジョ誕生30周年イヤーのラストを飾る大型企画で、肉筆の原画の他にも、様々な技術を駆使した展示が行われる予定。

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