市川猿之助、来年1月に舞台復帰も けがに配慮し配役変更

[ 2017年12月6日 17:40 ]

市川猿之助
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 松竹は6日、来年1、2月に東京・歌舞伎座で行われる「壽 初春大歌舞伎」「二月大歌舞伎」の配役変更を発表。10月に主演舞台「スーパー歌舞伎2(セカンド) ワンピース」の上演中に左腕開放骨折の重傷を負った市川猿之助(42)は、1月は3役、2月は1役を務める予定だったが、1月昼の部「菅原伝授手習鑑 寺子屋」の涎くり与太郎の一役のみとなった。猿之助はこれが舞台復帰となる。

 1月昼の部「箱根霊験誓仇討」の飯沼勝五郎役は中村勘九郎(36)に変更となり、勘九郎が演じる予定だった滝口上野は片岡愛之助(45)が演じる。愛之助は奴筆助との二役。夜の部「双蝶々曲輪日記 角力場」の山崎屋与五郎は愛之助に変更。愛之助は放駒長吉との二役となる。2月昼の部の「一條大蔵譚」のお京は片岡孝太郎(49)が演じる。

 来年1、2月は松本幸四郎(75)が二代目松本白鸚、市川染五郎(44)が十代目松本幸四郎、松本金太郎(12)が八代目市川染五郎をそれぞれ襲名する高麗屋三代の襲名披露興行。

 猿之助は10月9日のカーテンコール中、床板が昇降する「せり」に乗って床下へ降りる際、回転する装置に衣装の左袖と左腕が巻き込まれた。装置内で身動きが取れない状態となり、スタッフやレスキュー隊によって救出されたが、外部に骨が飛び出す開放骨折を負った。猿之助は事故当日から入院し、舞台は10日から休演。その後何度か手術を行い、舞台復帰を目指してリハビリを続けていた。

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2017年12月6日のニュース