元大関・把瑠都が佐藤隆太の“弟の夫”に LGBT題材のホームドラマ出演

[ 2017年12月6日 22:45 ]

「弟の夫」に出演する佐藤隆太(左)と把瑠都(C)NHK
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 俳優の佐藤隆太(37)が主演を務めるNHK・BSプレミアムのドラマ「弟の夫」(18年3月14日、21日、28日の日曜後10・00)に大相撲元大関でタレント把瑠都(33)が出演する。LGBTという現代的かつ繊細な題材に挑む。

 原作は2015年文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞を受賞した田亀源五郎氏の漫画「弟の夫」。LGBTというデリケートなテーマを、心がほっこり温まるホームドラマとして展開する。佐藤が主人公、把瑠都は弟の結婚相手、主人公の元妻を中村ゆりが演じる。父と幼い娘、そして弟のパートナーだった男性との風変わりな共同生活を通して「人と人はどこまで分かり合えるのだろうか」「家族とは?」というメッセージをさりげなく、深く描く。

 佐藤は「今回のお話を頂いて原作を拝読しました。読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした。作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で“自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか…”と考え、急に怖くなってしまったり…。そんな風に感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います。映像化をきっかけに読ませて頂いた作品ですが、本当に“出会えて良かった”です」とコメントした。

【あらすじ】小学生の娘を男手ひとつで育てる折口弥一(佐藤隆太)のもとに、突然、髭もじゃの外国人の男が訪ねて来る。弥一には双子の弟・涼二がいたが、ずいぶん前にカナダへ移住し、ほぼ絶縁状態となっていた。その弟が亡くなったという。そして目の前の男性・マイク(把瑠都)は弟の“夫”、つまり同性婚の相手だった――。

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2017年12月6日のニュース