林家たい平 染之助さん死去に「寂しいです」

[ 2017年12月6日 20:01 ]

「平成29年度ゆうもあ大賞」表彰式に出席した林家たい平、梅沢富美男、加藤一二三・九段
Photo By スポニチ

 落語家の林家たい平(53)が6日、都内で行われた「平成29年度ゆうもあ大賞」表彰式に出席。表彰式後の囲み取材でこの日亡くなった伝統演芸・太神楽(だいかぐら)の曲芸師・海老一染之助さんについて聞かれると「寂しいです」と目を潤ませた。

 兄の染太郎さんとのコンビで人気だった「海老一染之助・染太郎」。「おめでとうございま〜す」と言いながら和傘の上で毬(まり)を回す芸が有名で、正月の風物詩のように親しまれていた。たい平は染之助さんについて「同じ協会でもありましたので、控え室ではずっと稽古されてて、真面目な姿を僕たち後輩に見せてくれていた。今後僕たちが何ができるかというのをたくさん教えてくれました。それを心に、僕たちもがんばっていけなきゃいけない」と語った。

 染之助さんから学んだことを聞かれると「とにかく明るく人を喜ばせるのが僕たちの仕事だからって言ってどんなときも笑顔。笑顔をお客さんに届ける仕事だから、どこでも笑顔でがんばらなきゃいけないよって楽屋で2人きりの時に言っていただきました。寂しいです」と偲んだ。

 表彰式には他に将棋の加藤一二三・九段(77)、俳優の梅沢富美男(67)も出席した。

続きを表示

2017年12月6日のニュース