「西郷どん」題字 制作統括「アナログ的なビジュアルを目指した」 

[ 2017年10月3日 15:36 ]

NHK大河ドラマ「西郷どん」制作発表会見に登場した(前列左から)鈴木亮平、二階堂ふみ、藤木直人、(後列左から)竜雷太、伊武雅刀、佐野史郎、井戸田潤
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 俳優の鈴木亮平(34)主演で西郷隆盛の生涯を描く来年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(来年1月7日スタート、日曜後8・00)の新キャスト発表会見が3日、東京・渋谷の同局で行われた。

 新キャストとともに、同作のタイトルロゴもお披露目された。題字は放送100日前となる9月29日に発表された。コンセプトは「新しい風を大河ドラマに!」を目指し、題字は「枠に収まらない“時代の変革者・西郷どん”の魅力を描き出したいと想いました。書道の和の雰囲気とは違う直筆感を生かした『どん』の文字にはエネルギッシュな躍動感と親しみを、『西郷』の文字には品格と重厚感を込めました。文字の配色は、桜島に陽が当たりゴツゴツした山肌が輝きを放つ雄大な風景から想起しました」と説明されている。

 今回は題字だけでなく、メーンポスター、タイトルバックも含めてトータルでチームに依頼した。題字制作を担当した「L.S.W.F」は鈴木肇氏、中村豪氏、土屋尚幸氏、田村陽介氏、大島賢一氏、小泉遼氏をメンバーとする、梅を中心として自然をフィールドとして活動するクリエティブ集団で、アートディレクション、撮影、デザイン、空撮、水中撮影などを武器に個々の持っている独自の観点とスキルを生かし、作品を作り上げている。

 制作統括の桜井賢氏は「大河ドラマ=書でないといけないというところから離れてみた」とし、「アナログ的なビジュアルを目指した」という。「『西郷どん』に新しい風をということで、我々、とても気に入っております。このタイトルロゴ、皆さんとともに2018年力強く『西郷どん』をお届けした」と自信を見せた。

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2017年10月3日のニュース