藤井四段、棋聖戦1次予選決勝進出 竹内四段に4連勝 公式戦通算42勝

[ 2017年9月27日 13:30 ]

棋聖戦一次予選準決勝で、竹内雄悟四段を破った藤井聡太四段
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 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太四段(15)は27日、大阪市の関西将棋会館で指された八大タイトル戦の一つ、棋聖戦の1次予選準決勝で竹内雄悟四段(25)に154手で勝利。羽生善治棋聖(47)への挑戦権獲得へ向け、まずは1次予選の決勝へ駒を進めた。これで公式戦の戦績は42勝6敗。

 これまで3度対戦し、3連勝している相手との対局。振り駒の結果、後手番となった藤井は序盤に攻撃の態勢を整え攻めをつなぐ展開に。竹内が粘って千日手模様の局面も迎えたが、藤井が攻めに出て打開すると、形勢が入れ替わる難解な終盤から最後は正確に寄せ切った。

 藤井は「途中からずっと秒読みで、形勢が揺れ動いた場面も何カ所かあり、最後の最後まで分からなかった。何とか勝つことができて良かった」と、安どした。

 棋聖戦は全棋士と女流棋士2人で行い、1次、2次予選の突破者とシード棋士16人で決勝トーナメントを行う。勝者が来年6月に開幕する羽生棋聖との5番勝負に挑む。

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