仁科亜季子を恐喝未遂 “松方さんの借金払え”元組長らを逮捕

[ 2017年9月24日 05:30 ]

仁科亜季子
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 今年1月に亡くなった俳優の松方弘樹さん(享年74)の元妻で女優の仁科亜季子(64)を脅し、現金4600万円を要求したとして、警視庁町田署は23日、恐喝未遂の疑いで、神戸市中央区の元暴力団組長笠岡和雄容疑者(73)ら男3人を逮捕した。

 笠岡容疑者は「貸し付けた金を取り立てるために知り合いに行ってもらった」などと供述している。他に逮捕されたのは、神戸市北区の自称無職小嵐太樹容疑者(30)と兵庫県西宮市の自称建築業大植健一容疑者(31)。

 逮捕容疑は、資金貸し付けを巡って因縁を付け、2012年2月〜15年5月ごろ、債権回収として現金4600万円を要求する脅迫文を東京都港区の自宅に複数回送ったり、15年5月に自宅に押し掛けたりした疑い。

 捜査関係者によると、脅迫文には「金が返済されていない」などと書かれていた。自宅に押し掛けた際は「こら、出てこいや」と怒鳴るなどして玄関先に3時間以上居座り、パトカーが出動する騒ぎになった。笠岡容疑者は、自身が運営するホームページに仁科を中傷する書き込みもしていたという。

 町田署によると、笠岡容疑者は、松方さんが経営する芸能プロダクションを通じて仁科が代表取締役を務める映画関連グッズ販売会社に1億円を貸し付けたと説明。4600万円が未返済だったので現金を要求したという。借用書などは確認されておらず、仁科は「一方的な言いがかりによる要求だ」と話しており、自宅に押し掛けられた2カ月後の15年7月に同署に相談していた。松方さんは生前、笠岡容疑者について「ヤクザ映画を通じて知り合った」と仁科に説明していたという。

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2017年9月24日のニュース