田中麗奈、結婚機に家庭菜園 公私充実で「自分の人生を生きてる」

[ 2017年8月15日 11:00 ]

夢中論 田中麗奈(上)

家庭菜園の魅力を語る田中麗奈
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 「夢中になれるものを見つけた」と語る女優の田中麗奈(37)。昨年2月の結婚を機に始めた家庭菜園だ。自宅の庭でトマトや枝豆、トウモロコシに、レモンの木まで育てる本格派。土いじりに癒やされ、植物の生命力に力をもらう。心豊かな日々で、公私ともに充実。「自分の人生を生きてるって感じ」と謳歌(おうか)している。

 毎朝、庭に水をまくのが日課。真夏の太陽を受けてトマトは赤く実り、枝豆ももうすぐ収穫できる。トウモロコシはひげが生え、1メートル58の背丈と同じくらいにまで成長。レモンの木は腰の高さほどになり、ゆずやかぼすも栽培している。

 「最近、殺虫効果があるネギを買いました。次は何を植えようとか、殺虫剤を自分で作ったり、本を買ってどんどん研究が進んでいます。夢中になれるものを見つけたという感じで、正直、仕事をしていない時はそればっかりやっていたい」

 もともと花を育てていたが、昨年、5歳上の医師と結婚後に家庭菜園を始めた。

 「料理をする時に、ちょっとした野菜や薬味をパッと採って使える生活に憧れていたんです」

 自宅の庭の一部を「かわいく花を植えるスペース」と「畑スペース」に分けて種を植える。虫刺されと日焼け対策で、手袋に長袖、つなぎの服が“家庭菜園スタイル”。水やりだけでなく、定期的に雑草を抜くなどやることは多い。それだけ手間暇かけて育てた野菜の味は、やはり格別だ。「トマトは青々しいというか、買ったものとは違う、採ってすぐだから感じられる独特の味があります。みずみずしいし新鮮です」

 家庭菜園を始めて驚いたのは、植物の生命力。「太陽の光とお水と時々あげる肥料でこんなに大きくなってくれるんだって思うと感動して、凄く元気をもらう。風で倒れてダメかなと思っても自分で立ち直ってくれる。凄いなと思います」

 10代から仕事に打ち込み、茶道や着付け、日舞を学ぶなど特技は多いが、家庭菜園への熱中は別物。

 「夢中になるって時間も疲労も忘れて没頭するクリエーティブな時間。茶道や日舞は女優としての筋力を高めるものだけど、ガーデニングは単純に私の発散の場所。子供が夢中で絵を描いている時にいいオーラが出てるのと同じような感じです。それに、土いじりをしていると自然に触れて、ホッとする時間でもあります」

 夫は優しく見守ってくれる。「私が楽しんでるのを見て笑ってます。最初はうちが農園になっちゃうんじゃないかってびっくりしたみたいですけどね」

 ◆田中 麗奈(たなか・れな)1980年(昭55)5月22日生まれ、福岡県久留米市出身の37歳。98年公開の映画「がんばっていきまっしょい」の主役に抜てきされ、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞など新人賞を総なめ。サントリー「なっちゃん」のCMでも注目された。主な出演作はドラマ「美顔」「花燃ゆ」、映画「はつ恋」「葛城事件」など。9月15日開幕の舞台「髑髏城の七人 Season風」に出演する。特技は中国語、茶道。血液型A。

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