【夢中論】NO MUSIC NO剛力 ライブチケットのためファンクラブ入った

[ 2017年7月18日 09:00 ]

仕事の合間、移動中に♪スマートフォンでいつでも音楽を楽しんでいる剛力彩芽
Photo By スポニチ

 女優・剛力彩芽(24)の日常には音楽が欠かせない。ドラマ撮影以外の時間は入浴中も音楽に漬かり、息抜きはライブをノリノリで楽しむこと。シンガー・ソングライターの清水翔太(28)と3人組バンド「back number」に夢中で、ファンクラブに入るほどの筋金入りだ。音楽の力を借りて演技も向上。歌手としての飛躍にも夢を膨らませている。

 1000曲以上の楽曲を取り込んだiPhoneとワイヤレスのイヤホンが手放せない。「常に音楽を聴いています。移動中や仕事の合間はもちろん、お風呂にも防水ケースに入れてiPhoneを持って行きます」

 最近のヘビーローテーションは、清水の新アルバム「FLY」。「先月もライブに行きました。8月の武道館公演のチケットも取れたので、半年前から“その時間だけは仕事を空けてください”ってお願いしています」

 5歳からダンスを習っていた影響もあり、子供の頃から音楽は身近だった。清水は高校時代からファンで、back numberは姉に薦められて5年ほど前に聴き、はまった。どちらも真っすぐに感情をつづった歌詞と、優しい歌声が魅力。6月に清水のファンクラブが開設されたことをきっかけに、2つに入会した。

 「ライブのチケットがなかなか取れないのでファンクラブに入ったら取りやすくなるかなと思って入りました。当選して“いつ届くかな”と待ってる期間も凄く楽しい」

 ライブをノリノリで楽しむのが仕事の息抜き。月に1回は家族や友人と訪れる。関係者席のチケットをもらうこともあるが「周りが偉い人ばっかりだと立てないので寂しい。普通の客席のほうが盛り上がって見られるので楽しめます」

 好きな曲はバラードが多いが、気合を入れたい時はロックバンド「ONE OK ROCK」の勢いあるサウンドに力を借りる。「曲によって元気ももらえるし、リラックスもできる。映画で泣くシーンの本番前には、その感情に似た音楽を探して聴いて、一発で泣けました。音楽とつながって自分の気持ちが変わるので、私にとって絶対になくちゃダメなもの」

 コミュニケーションツールとしても役に立つ。撮影中の主演ドラマ「フェイス―サイバー犯罪特捜班―」の現場では、40代の男性スタッフとback numberで意気投合。「年齢も性別も関係ないし、国が違って言葉が分からなくても共感しあえる。“あの歌、いいよね”という話がきっかけになるんです」

 歌手でもあり、2013年のデビューからシングル4枚、アルバム1枚をリリース。シンガー・ソングライターに憧れ、思いついた言葉をメモに書きためている。「いつか歌詞を書けるようになりたいので、どう表現してるのかなとかも考えながら聴いています」

 最後にCDを発売してから2年がたち、歌手意欲が湧いている。昨年、舞台に初挑戦したことで得たことも多い。「セリフを言うのも歌うことも、全てにおいて発声が大事。ボイストレーニングをやればやるほど声が出るようになって、公演中も無事に喉をつぶさずに済んだ。丈夫な声をもっと生かしたいと思っています」

 観客の反応が生で返ってくる楽しさも味わった。本格的なライブは未経験で「早くライブをやりたいです。最初は大きいところより、お客さんとの距離が近いところがいいな」

 清水やback numberとはラジオ番組で共演するなど交流がある。「曲を書き下ろしていただけないかな。一緒にライブができたら最高ですね」。ミュージカルも夢の一つ。「いつかやりたいです」

 来月で25歳。「もっと大人の自覚を持たないといけないと感じています」。素敵な恋にも思いをはせている。「一緒にライブに行ってくれる人がいい。“俺もそのアーティストのライブに行くの?”と言われたら寂しいのでアーティストの方はダメですね。でも音楽に限らず、趣味や気が合う人がいいな」

 音楽に彩られ、公私共に希望に満ちた24歳。元気いっぱいの少女から、いつの間にかバラードが似合う落ち着いた雰囲気の女性に成長していた。

 ≪サイバー特捜班でボクシングに挑戦≫「フェイス―サイバー犯罪特捜班―」は、動画配信大手「Amazonプライム・ビデオ」のオリジナルドラマで配信中。特命組織「サイバー犯罪特捜班」のメンバーとして、凶悪犯罪に挑む主人公・結城凜を演じる。リアルな犯罪が描かれ、「最初は現実味がなかったけど、台本に出てくる専門用語をニュースでも聞いて、本当にあることなんだと実感しました」としみじみ。し烈な戦いが描かれ、アクションにも挑戦し「凜はボクシングをやっている役なので、パンチとか攻めの技が多くて難しい」と明かす。子供の頃から戦隊ものが好きで、アクションに憧れていた。「今でもちょっと戦隊ものに出たい気持ちがあるんです」と笑顔で話した。

 ◆剛力 彩芽(ごうりき・あやめ)1992年(平4)8月27日生まれ、神奈川県出身の24歳。02年の全日本国民的美少女コンテストに出場。08年から13年までファッション誌「Seventeen」の専属モデル。11年にフジテレビのドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で本格的に女優デビュー。主な出演作はフジテレビの月9「ビブリア古書堂の事件手帖」など。13年「友達より大事な人」で歌手デビューした。昨年11月に「祇園の姉妹」で舞台初挑戦。1メートル62、血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月18日のニュース