バカリズム「27時間テレビ」で三刀流 重責にも「“やっとか”という思い」

[ 2017年7月18日 12:58 ]

バカリズム(中央)が脚本を手掛けた「僕の金ケ崎」で4人の武将と
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 お笑いタレントのバカリズム(41)が9月に放送されるフジテレビ「FNS27時間テレビ にほんのれきし」で、「にほんのれきし博物館」の館長に就任することが決定した。戦国時代と幕末を舞台にしたドラマ2本の脚本を担当。俳優として自らも出演する。

 今年で31年目を迎える同番組。お笑い色が強かったこれまでと形を変え、「にほんのれきし」をテーマにドキュメンタリーやドラマなどで日本史を掘り下げる。タレント・ビートたけし(70)が21年ぶり6回目の総合司会。関ジャニ∞の村上信五(35)が「キャプテン」の肩書でアシストする。

 バカリズムは、「にほんのれきし博物館」館長として出演。27時間かけて日本史を紹介し、ユーモアあふれる独自の視点でその魅力を再発見する。

 2014年に連続ドラマの脚本を初担当して以降、脚本家としても活躍するバカリズム。スペシャルドラマ2本の脚本も手がけ、「僕の金ケ崎」では、織田信長が撤退戦を余儀なくされた「金ケ崎の戦い」を描く。大杉漣(織田信長)、中尾明慶(豊臣秀吉)、渡辺いっけい(徳川家康)、杉本哲太(明智光秀)ら豪華キャストが集結。4人の武将による“あったかもしれない”やりとりを、現代的なセリフで緊張感と笑いを織り交ぜた新感覚の“脱力系戦国コメディー”に仕上げた。同作にはバカリズム自身も服部半蔵役で出演するほか、幕末の動乱を描いた「わたしたちの薩長同盟」(仮)の脚本も担当している。

 バカリズムは館長就任に「ここまでちゃんと『27時間テレビ』に関わるのは初めてなので、すごく光栄ですね。“やっとか”という思いでうれしいです」と喜び。脚本を手掛ける「僕の金ケ崎」については「とにかく笑えるものにしよう、と思って(脚本を)書きました。最大限に想像をふくらませて物語を作っています。自由にやろうと思いました」と明かした。

 ドラマは時代劇でありながら、現代語での展開となり「会話劇をテンポ良く作り上げていくには現代語の方が良いし、伝わりやすいんです。つまり洋画を日本語吹き替えでやっているような感覚ですね」と狙い。注目のポイントは「4人の俳優さんたちが甲冑(かっちゅう)を着てドタバタやっていて、僕も現場で見てこんなに大変なんだとひいてしまったぐらい。思っていた以上の迫力で本当に見もの」とし、「バカバカしい台本を全力で演じてくださっているので、そのギャップが非常に面白いです」と期待を込めた。

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2017年7月18日のニュース