冬彦さん・佐野史郎「第二の母」野際陽子さん悼む “最後のキス”「僕でゴメン」

[ 2017年6月15日 20:45 ]

野際陽子さん
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 「キイハンター」「トリック」など、数多くのテレビドラマや映画で活躍した女優の野際陽子(のぎわ・ようこ)さんが13日午前、肺腺がんのため入院中の病院で死去したことが15日、分かった。81歳。富山県出身。TBS「ずっとあなたが好きだった」(1992年)で野際さんと共演し、息子役を演じて“冬彦さん”ブームを巻き起こした俳優の佐野史郎(62)はツイッターとブログを更新。ツイッターでは「想いは秘めておきたいとも思うけど、芸能に生きる親子ですしね。野際ママ…ありがとうございました。安らかにお眠りください」と悼み、感謝した。

 ブログには「野際さん…ていうか、野際ママ。第二のお母さん。四半世紀前…いや、もうちょっと前にドラマで共演させていただいてから、何本もの思い出いっぱいの作品でご一緒させていただいた。プライベートでも、かつてのドラマの共演者たちとたまには食事した。こないだ会ったばかりな気がするのに。インテリジェンスあふれる会話から、下ネタまで、楽しかったなあ」とつづり、野際さんとの思い出を振り返った。

 「辛いそぶりなんかカケラも見せず…。なんだか実感がない。さっき(94年のTBS「私の運命」)坂井真紀ちゃんと電話で話しして、事実を受け止めた」と“恩人”を亡くした心境を明かし「野際ママ…身体はなくなっても、作品の中ではまだ生きてるよ。そういや、ドラマの中とはいえ、人生で最後にキスしたのが僕でゴメンなさい。野際陽子さん、本当にありがとうございました。安らかにお眠りください」と冥福を祈った。

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2017年6月15日のニュース