杉本彩 漫画連載協力で動物愛護訴え「描かれていることは事実。直視して」

[ 2017年6月5日 12:26 ]

作品協力した漫画「しっぽの声」の連載スタートを受け会見した杉本彩
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 女優の杉本彩(47)が作品協力した漫画「しっぽの声」の連載が5日、コミック誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館刊)でスタートした。

 虐待、飼育放棄などペット業界の実態を赤裸々に描く社会派の内容で、「動物環境・福祉協会Eva」の理事長として動物愛護活動にも従事する杉本が編集部の依頼を快諾。「啓発活動は大事で、共に声を上げて力に変えていく必要がある。それを日本の文化である漫画を通してできることは、ものすごく大きな力になる」と期待を寄せた。

 小栗旬主演でドラマ化もされた「獣医ドリトル」の夏緑、ちくやまきよし両氏が原作・作画を担当し、杉本はペットの流通にまつわるさまざまな事例を提供し、リアリティーを追求するためネーム段階からアドバイス。第1話を読み、「ペットの痛み、苦しみ、叫びが胸に響いた。ドラマティックに描いてはいますが、起こっていることは事実。直視していただきたい」と訴えた。

 来年には動物愛護管理法などの改正を控えていることもあり、「年間ものすごい数のネコが流通していますが、その過程で半分は死んでいく。そういう背景を見つめれば、単純にかわいいではなくなる。すべての政治家、官僚に読んでいただきたい」と力説。編集部も「終わりは決めていません。読者の支持がある限り続けていきます」と力強かった。

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