藤井四段、公開対局で豊島八段に敗れる…連勝記録には影響せず

[ 2017年5月8日 05:30 ]

 将棋の史上最年少プロ棋士・藤井聡太四段(14)が7日、愛知県岡崎市で開かれた「第24回将棋まつり」で公開対局を行い、豊島将之八段(27)に92手で敗れた。公式戦では昨年12月のデビューから連勝記録を「16」としているが、今回は非公式戦のため記録に影響はない。

 ワイドショーにも“天才”として取り上げられるなど、いま最も旬な藤井が登場するイベントとあり、会場には約250人のファンが集まった。入りきれなかった観客は、場外に設置されたモニターで観戦するほどの人気ぶり。序盤で持ち時間を使い切り、その後は30秒将棋となる苦しい展開。藤井が頭を下げて投了すると、ファンからは「おーっ」という驚きの声が上がった。

 対局後、藤井は「中盤に差し込まれた。次回は最終盤までどちらが勝つか分からない一戦をお見せしたい」とリベンジ宣言。一方、豊島は「緊張感を持って指すことができた」と話した。

 17連勝をかけた次の公式戦は12日の「王将戦1次予選」で、西川和宏六段(31)と対局する。

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2017年5月8日のニュース