今井翼 山田洋次監督と念願の連絡先交換「女の子に聞く以上にうれしい」

[ 2017年3月6日 14:44 ]

音楽劇「マリウス」の初日を前に、取材に応じた(前列左から)山田洋次監督、瀧本美織、(後列左から)林家正蔵、柄本明
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 「タッキー&翼」の今井翼(35)と山田洋次監督(85)が約3年半ぶりにタッグを組む音楽劇「マリウス」が6日、東京・千代田区の日生劇場で開幕。本番前にゲネプロ(通し稽古)が報道陣に公開された。

 仏の国民的作家マルセル・パニョルによる同名戯曲が原作で、山田監督にとっては「男はつらいよ」シリーズの人物相関図のベースにしたほど思い入れが強く、舞台化を念願していた作品。主人公のマリウスとして約1カ月稽古を積んできた今井は、「山田監督の下で、素晴らしい役者の方々の胸をお借りしているので、大船に乗った気持ちでいます」と自信のほどをうかがわせた。

 「僕の踊りを見てくださって、生かしていただいた」というフラメンコも披露。山田監督は、「最初の読み合わせに比べれば、別人のよう。こんなに成長するとは予想していなかった。素晴らしいマリウスをつくってくれた」と絶賛した。

 ヒロイン・ファニー役に抜てきされた瀧本美織(25)は、「稽古でやってきたこと、自分を信じてファニーを大切に生きたい。頑張ります」と笑顔。2人でフラメンコを踊るシーンもあり、「翼さんにリードしていただいて、楽しく踊っています。楽しみにしてください」と全幅の信頼を寄せた。

 子供の頃のあだ名がタッキーだった瀧本と新たな“タキツバ”結成となった今井は、「あのタッキー(滝沢秀明)も見に来てくれると思う」とニヤリ。そして、「稽古は毎日が目の覚める思いで、この喜びをかみしめて演じたい。それに、監督と連絡先を交換できたのが何よりうれしい。女の子に連絡先を聞いた時以上にうれしかった」と声を弾ませていた。

 他に柄本明(68)、林家正蔵(54)らが共演。公演は今月27日まで。

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2017年3月6日のニュース