SMAPファン聖地巡礼「寂しさ共有したい」“最後の晩さん”焼き肉店などで交流

[ 2017年1月4日 07:30 ]

SMAPメンバーが集まった焼き肉店が入居するビル 
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 昨年末をもって解散したSMAPの中居正広(44)、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)、元メンバーの森且行(42)の5人が、大みそかに食事会を行った東京・六本木にある高級焼き肉店にSMAPファンが押し寄せている。メンバーはSMAP最後の日、一体どんな景色を見て、何を食べ、どんな会話をしていたのだろう。新年の昼下がり、実際に足を運んでみた。

 東京・六本木の焼き肉店はミッドタウン近くにある。高級感のあるレンガ調の建物の前には、カメラを持った女性が次々に現れる。ある女性のスマートフォンケースには「SMAP」の文字が。みな思い思いにシャッターを切っている。

 門松が並ぶ玄関を抜けると、エントランスには立派な肉がずらりと並んだショーケースが現れる。黒を基調とした高級感のある店内の雰囲気に反して、ランチメニューは1200円〜とリーズナブルだ。記者は「沖縄もとぶ牛特選部位 ザブトン」「もとぶ牛カルビ」を注文。上質な脂の味がした後に、肉のうまみが口の中にじんわり広がり、その味はまさにSMAPのように“星5つ”だった。

 この日は客のほとんどが女性で、うち8割がSMAPグッズを持っていた。名古屋市から訪れたファン歴20年の高橋優子さん(38)は、「三が日は解散のショックでずっと体調が悪い。SMAPファンと会って話して、寂しさやつらさを共有したくて」と小さな声で話した。横浜市から来た高野秀美さん(39)は、「SMAPと同じ空気が吸いたくて来た」といい、大きく息を吸い込んで「5人は食事中に木村さんに電話をしたのかな。何を食べていたのかな。気になることだらけです」と語った。

 昨年8月の解散発表以降、過去にコンサートやロケが行われた場所を“聖地巡礼”し、交流するファンが急増。同店はSMAP最後の聖地だ。「SMAPは解散しても、ファンは解散しません」と高野さん。2017年もSMAPは変わらず、ファンの生活の中心であり続けるのだろう。

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2017年1月4日のニュース