「ザ・ワイルドワンズ」結成50周年コンサート 故加瀬さんの次男が共演

[ 2016年11月22日 19:22 ]

50周年記念&加瀬邦彦追悼コンサートに出演した(左から)島英二、植田芳暁、鳥塚繁樹、加瀬友貴氏
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 グループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」の結成50周年記念&加瀬邦彦追悼コンサートが22日、大阪・上本町の「大阪新歌舞伎座」で開催された。大阪での周年コンサート開催は結成20周年以来30年ぶり。昨年4月20日に74歳で亡くなった加瀬邦彦氏の代わりに、ライブハウス「ケネディハウス銀座」社長の次男・加瀬友貴氏(34)がギター、コーラスで共演した。

 加瀬さんの遺作「蒼い月の唄」が大阪で初披露された。加瀬さんの遺品を整理していた夫人が「ブルームーン」と書かれた1枚の楽譜を発見。コンサートの開演前に「凄くいい感じのメロディだったんで、詩をつけた」と同曲制作までの道のりをギターの鳥塚しげき(69)が明かし、ドラムの植田芳暁(68)が「音色の作り方も違った」。ベースの島英二(69)は「いい音ができた」とアピールした。

 亡き加瀬さんの次男・友貴氏は趣味でギターを弾いていたが、青学大卒業後にプロの道へは進まなかった。「父は音楽業界は大変だからやめておけ、と言いました。大変な思いを息子にさせたくなかったんでしょう」と友貴氏。それでも「仕草はそっくり。首の傾げ方なんかも」と植田。「声も似ていると感じた」と鳥塚も目を細めた。昨年4月に始まった50周年ツアーも来年4月20日、加瀬さんの三回忌の命日で終了する。亡き父のパートを歌い、ギターを演奏した友貴氏は「感慨深いのひと言。まさかお客さんの前でライブに参加できるとは思ってなかった。父と似てる?光栄です」と感想を述べた。

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2016年11月22日のニュース