小田和正、全国ツアー完走!70代でも?ラストにNEXTのテーマ

[ 2016年10月31日 06:00 ]

沖縄・宜野湾の野外会場で全国ツアーの最終日を迎えた小田和正(撮影・菊地 英二)
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 シンガー・ソングライターの小田和正(69)が30日夜、沖縄・宜野湾海浜公園屋外劇場で、全国ツアーの最終日を迎えた。

 東京の夜は既に肌寒いが、沖縄の夜は25度と、まだ夏のような暖かさ。小田はTシャツと短いズボンという軽装でステージに姿を見せ、新曲「wonderful life」から歌い始めた。

 潮風が吹き、波の音が聞こえる会場には約3500人の観客。最初のトークコーナーでは「思い返せば、これまで数多くの最終日を迎えてきたけれど、いつも、いくばくの寂しさを伴う。今も、楽しかったツアーを懐かしく思い返している。今日はかけがえのない思い出になるように楽しんでやりたい」と万感の思いを込めてあいさつした。

 約3時間にわたりオフコース時代の「さよなら」「言葉にできない」やソロになってからの「ラブ・ストーリーは突然に」「キラキラ」など計31曲を披露。ラストでは花火が打ち上げられた。

 自身初のオールタイムベスト「あの日 あの時」(4月20日発売)を引っ提げてのツアー。4月30日に静岡県袋井市のエコパアリーナでスタートして以来、全国24会場で48公演を行い、計約37万人を動員した。

 チケットの売れ行きが懸念される地域もあったが、全会場が即日完売。ツアー中の9月20日に69歳の誕生日を迎えたが、普段の食事面での節制やスポーツジムでのトレーニングが生き、酷暑に体調を崩すこともなく、毎週ある公演を乗り切った。来年は70歳。次のツアーの時期は未定だが、この日の終盤で「またいつの日か、ツアーに出られる日を心から待っています」とあいさつ。70代での全国ツアーが実現するのは間違いなさそうだ。

 ツアー最後の一曲に選んだのはオフコースの「NEXTのテーマ~僕等がいた~」。♪またここから歩き出せばいいから…と歌い上げて“次”に向かう思いをファンに示した。

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