唐沢寿明 妻・山口智子からは文句も…2人の時間「つくる努力はしてるけど…」

[ 2016年10月11日 09:35 ]

「バカっぽくお願いします」という注文に応えポーズを取る唐沢寿明
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 「夢中こそ人生最強のモチベーション」をテーマに、多くの人々を魅了する芸能人の核心に迫るインタビュー「夢中論」。第2回は日本テレビの主演ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」(土曜後9・00)がスタートした、自他ともに“役者バカ”と認める俳優の唐沢寿明(53)。車に黒人音楽と、趣味は多種多彩。そして奥さんにも夢チューだ。そんな唐沢の夢中論とは? 

 20代の頃は黒人音楽にハマった。ソウルやファンクなど集めたレコードは1500枚以上。ニューヨークに行った時、リトル・リチャードの幻の作品を探し求めてマンハッタン中を歩き回ったこともある。いまでは持っていたレコードを全て知り合いのソウルバーに預けて、訪れるお客さんに楽しんでもらっている。

 「ソウル系は歌い方も生き方も自由。そんなファンキーな感じは自分の中に残ってると思う。意外と俳優はスタイルを決めたがる人が多い。その方が安心するのかな。僕は俳優はこうあるべきとかルールを決めていない。邪道とかないと思うし。そうじゃないと楽しくないでしょ」

 「ラストコップ」では53歳ながら激しいアクションに体当たりで臨んでいる。俳優になりたくて高校を中退し、アクションの稽古に打ち込んでいたあの頃。唐沢の原点はここにある。

 「無我夢中にやっていると何か見えてくるんですよ。要はやりたいことを決めたらとことんやること。成功するとは限らないけど、何らかの結果はきっと出る。それが夢中になるということの素晴らしさなのかな」

 10年以上の下積みを経て売れたのはラッキーという思いがある。だから必要以上に評価されなくても特に気にしない。

 「褒められなくても、僕を見てお客さんが笑ったり、楽しんだり、時には泣いてもらったり。結局はそれが僕の一番のモチベーションなんです」

 全方位型サービス精神の唐沢に、唯一ちょっとあきれ気味の人がいる。女優で妻の山口智子(51)だ。夫婦水入らずで外食する約束をしていても、友人からの誘いが来ると「やっぱりみんなと一緒に行く?」と唐沢は言ってしまう。

 「奥さんもみんなで食事するのは大好きなんだけど、たまに文句を言われます。ごはんを食べるのは一緒だからいいじゃん、と思うんですけど、女の人はそこはちょっと違ったりするんだよね」

 多忙な夫とやっとデートできると思っていたのに“ドタキャン”では山口が文句の一つも言いたくなるのは無理もない。

 「何とか2人で一緒にいる時間をつくる努力はしているんだけどね」。ちょっとだけ最愛の人を見落としがちになっていることに頭をかいた。

 ◆唐沢 寿明(からさわ・としあき)1963年(昭38)6月3日、東京都生まれの53歳。80年から俳優活動を始め、92年のフジテレビ出演ドラマ「愛という名のもとに」で大ブレーク。95年に女優・山口智子と結婚。映画主演作は「20世紀少年」3部作など。

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