「Gコンサート」グランプリにコンスタントグロウ“ミリオン配布”誓う

[ 2016年10月11日 17:39 ]

表彰式でグランプリ受賞に笑顔のConstantGlowthボーカルの謝花勇武さん=中央(川津貴信撮影)
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 障がい者の音楽コンテスト「第13回ゴールドコンサート」決勝大会(NPO法人日本バリアフリー協会主催)が10日、東京国際フォーラムで行われ、沖縄での地方大会を優勝し、初出場のコンスタントグロウ(楽曲・さくらはまだか)がグランプリを獲得した。

 同コンサートは今年、障がいを持つミュージシャンの新たな発掘と応募増を図ることを目的に沖縄、福岡、仙台、大阪で地方大会を実施。各地方大会優勝者や音源審査通過者、韓国からの出場者を含め計11組のミュージシャンが出場し、決勝大会は例年以上の盛り上がりを見せた。

 グランプリを受賞したコンスタントグロウのボーカル・謝花勇武(じゃはな・いさむ)さんは、生まれながら筋肉が徐々に衰えて息をする筋肉さえ奪われるという進行性難病「脊髄性筋委縮症」を患いながらも、積極的な音楽活動を続けている。

 謝花さんは「グランプリを受賞できて本当に嬉しいです。自分たちの歌を多くの人に届けたいと思い、無料CD配布プロジェクトを行っています。自分たちが作ったオリジナル曲が入ったCDを100万人の方、一人ひとりに無料で配布したいと思います。ミリオンセラーでなく、ミリオン配布を実現したいですね」と受賞の喜びと同時に、今後さらなる活動にまい進することを誓った。

 また、今大会の特別ゲストとしてリオ・パラリンピックの女子カヌーカヤック(運動機能障害KL1)シングルで8位入賞した瀬立モニカ選手が来場し、オープニングセレモニーでトークを行った。

 <今大会の受賞結果>グランプリ=ConstantGlowth(コンスタントグロウ)「さくらはまだか」、楽曲賞=笙YUU「風海る」、歌唱・演奏賞=YABKING「HUMAN」、観客賞=渡邊千優「イマジン」、審査員特別賞=ビチュロ「四輪の島」、インターネット投票1位=コンスタントグロウ、同2位=かしわもちかずと「そこにある未来」、同3位=渡邊千優

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