歌ネタ王に結成12年の「かまいたち」さあ東京進出だ

[ 2016年9月8日 05:30 ]

(左から)司会の小籔千豊、優勝した「かまいたち」の山内健司と濱家隆一、司会・「フットボールアワー」の後藤輝基

 笑いと音楽を融合させた賞レース「歌ネタ王決定戦2016」の決勝が7日、大阪市内で行われ、結成12年のお笑いコンビ「かまいたち」が優勝を飾った。2人は「これで弾みをつけて、(今秋決勝開催の)キングオブコントでも結果を残して、階段を上りたい」と東京進出に意欲を見せた。

 第1ステージでは、流行歌に乗せて歴史問題を解答する山内健司(35)に濱家隆一(32)がツッコミを入れるネタ「受験」でぶっちぎりの1位通過。だが、上位3組での最終ステージでは「ラニーノーズ」と同点となり、第1ステージでの得点が勝ったことで王者に。本人らも「たまたま優勝したという感覚」(濱家)「ドキドキした。もっとウケなあかん」(山内)と語る辛勝だった。

 濱家は「賞レースにいつまでも出続けているのが申し訳ない。ここで優勝して1つ、2つ上のランクに行こうと2人で話していた」と明かし、「ABCお笑いグランプリ」以来4年ぶりの賞レース制覇を喜んだ。あす9日にはキングオブコントの準決勝も控えており、「きょうの勝利が生きるはず」と自信を見せた。

 「チュートリアル」「ブラックマヨネーズ」ら幾多の賞レース覇者を輩出し、東京に送り出してきたMBSテレビ「せやねん!」の現レギュラー。山内は「諸先輩方に続いて、良い形で卒業したい。結果出して番組に恩返ししたい」と語り、濱家も「東京に行きたいというのは昔から思ってる」と、勝利を機に上京への意欲を燃やしていた。

 ◆かまいたち 山内健司(やまうち・けんじ)1981年(昭56)1月17日、島根県出身の35歳と濱家隆一(はまいえ・りゅういち)83年(昭58)11月6日、大阪市出身の32歳によるコンビ。M―1グランプリは過去4度、準決勝進出。

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2016年9月8日のニュース