藤木直人 蜷川さんに熱演誓う 多部「どこかにいる気が…」

[ 2016年5月25日 05:30 ]

舞台初日を前に、亡くなった蜷川幸雄さんへの思いを語る藤木直人と多部未華子

 今月12日に亡くなった演出家、蜷川幸雄さん(享年80)の遺作となるシェークスピア作の舞台「尺には尺を」が25日、さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場で初日を迎える。24日、主演の藤木直人(43)とヒロインの多部未華子(27)が会見し、蜷川さんに熱演を誓った。

 先月23日には、蜷川さんの病室を出演者全員で見舞った。藤木は「その日は体調が良くなく、声を出すのも絞り出す感じで、一人一人“頑張ります”と声をかけるしかできなかった」と無念そうに語った。「きょう(蜷川さんが)いたら相当なダメ出しを受けていると思う。見守っているという感じではない」と背筋を伸ばした。多部は「どこかにいるんじゃないかという気はずっとしている」と劇場を見回した。

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2016年5月25日のニュース