英国ローチ監督作に最高賞 カンヌ国際映画祭が閉幕

[ 2016年5月23日 06:56 ]

 第69回カンヌ国際映画祭の授賞式が22日夜(日本時間23日未明)、フランスのカンヌで開かれ、コンペティション部門の最高賞パルムドールに英国のケン・ローチ監督の「ダニエル・ブレイク」が選ばれた。同監督は2度目の受賞。

 「ダニエル・ブレイク」は、病気で働けなくなった木工職人が理不尽な英国の社会福祉制度に翻弄されながら、生活に困窮するシングルマザーと心を通わせる姿を描く。

 2席に当たる審査員特別大賞(グランプリ)にはカナダのグザビエ・ドラン監督の「まさに世界の終わり」が選ばれた。

 他の受賞作と受賞者は次の通り。

 監督賞=クリスティアン・ムンジウ(「バカロレア」)、オリビエ・アサイヤス(「パーソナル・ショッパー」)▽審査員賞=「アメリカン・ハニー」(アンドレア・アーノルド監督)▽脚本賞=アスガー・ファルハディ(「セールスマン」)▽女優賞=ジャクリン・ホセ(「マ・ローサ」)▽男優賞=シャハブ・ホセイニ(「セールスマン」)(共同)

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2016年5月23日のニュース