深田監督「淵に立つ」 カンヌ「ある視点」部門で審査員賞

[ 2016年5月23日 06:57 ]

第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した深田晃司監督(左)(c)Kazuko  Wakayama

 フランスで開催中の第69回カンヌ国際映画祭で21日(日本時間22日)、深田晃司監督の「淵に立つ」が「ある視点」部門で、2席に当たる審査員賞を受賞した。スタジオジブリがフランスの映画会社と共同製作したアニメ「レッドタートル ある島の物語」(マイケル・デュドク・ドゥ・ビット監督)には特別賞が贈られた。

 ある視点部門はコンペティション部門に入りきらなかった秀作や、斬新な映画を集めた部門。共同電によると、深田監督は「スタッフと俳優の総力で作った映画。その力が認められたことが何よりもうれしい」と喜びを語った。

 「淵に立つ」は、下町で工場を営む夫婦の元に1人の男が現れて奇妙な共同生活が始まり、日常が揺らいでいくさまを描いた。

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2016年5月23日のニュース