渡辺謙「王様と私」3.17復帰 胃がん手術経て「外の景色が違って見える」

[ 2016年2月12日 06:32 ]

俳優の渡辺謙

 早期の胃がんで内視鏡手術を受けた俳優の渡辺謙(56)が、3月17日から米ブロードウェーのミュージカル「王様と私」に復帰することが分かった。

 同ミュージカルを上演するリンカーンセンターが発表したもの。当初は3月1日から渡辺が出演することになっていたが、治療と療養のため出演を遅らせることを発表していた。3月16日まではホーン・リーが演じる。

 渡辺も自身のツイッターで「落ち着いております。素晴らしい手術だったので、回復も順調です。NY行きは3月頭、そして王様再登板は17日から一か月となりました。ゆっくりとしっかりと準備します」と報告した。

 渡辺は妻で女優の南果歩(52)に勧められ人間ドックを受診することにし、今月初めに長女で女優の杏(29)に紹介されたクリニックで胃がんが見つかったため、8日に都内の病院で手術を受けた。

 内視鏡手術での処置なら、2週間程度で仕事に復帰することは可能とあり、渡辺も直筆コメントで「無理は禁物ではありますが、舞台に向けて鋭意準備を重ねております」と出演に強い決意をにじませていた。

 渡辺は1989年に急性骨髄性白血病を発症。94年にも再発。大きな病を再び克服し「外の景色が違って見えるのは、季節が変わったからだけじゃなく、再び命と向き合ったからかも知れません。1日を大切に、大切に」とつづっている。

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2016年2月12日のニュース