澤　紅白ゲスト！総合司会・黒柳徹子と親交…ＮＨＫがオファー

１１年の紅白歌合戦になでしこジャパンの一員としてゲスト出演した澤（前列左から４人目）

　今季限りで現役を引退するサッカー女子日本代表の澤穂希（３７）に対し、ＮＨＫが大みそかの「第６６回紅白歌合戦」（後７・１５）に出演を要請していることが２４日、分かった。

　澤が紅白に出演すれば、審査員を務めた２０１２年以来となる。この年は、アジア人初のＦＩＦＡ女子最優秀選手賞、ロンドン五輪銀メダルなどで日本中を沸かせた。

　所属するＩＮＡＣ神戸は、２３日の皇后杯準決勝で仙台に勝ち、決勝に進出。２７日に等々力陸上競技場（川崎市）で行われる新潟戦が澤のラストマッチとなる。サッカー人生２４年の集大成として最後のピッチに臨んでから４日後の国民的番組出演は、多くの注目を集めそうだ。

　試合明けの疲労に加え、現段階では決勝戦に集中したいところだけに、ＮＨＫは慎重に澤サイドに交渉中。出演の負担をかけないよう、審査員枠などではなく、出場歌手の合間に登場してもらう特別ゲスト枠などで調整を始めた。

　また、総合司会を務める黒柳徹子（８２）とはプライベートでも親しい仲だ。

　澤は、なでしこジャパンがＷ杯ドイツ大会で優勝した１１年にも特別ゲストとして出演。この時は川澄奈穂美（３０）ら、いずれも神戸に所属する代表７選手とオープニングに登場し「皆さんの歌からパワーをもらって、オリンピックでは絶対に負けないという気持ちを胸に、私たちのプレーで皆さんに元気を届けたい」とあいさつした。翌日には神戸が全日本女子選手権の決勝を控えていたため、負ければ批判を受ける可能性もあったが、新潟相手に３―０で快勝して頂点に立った。