水木しげるさん死去 地元鳥取でも惜しむ声「100歳まで…」

[ 2015年11月30日 13:30 ]

 人気漫画家の水木しげるさんの突然の訃報に、「水木しげるロード」などの観光地として知られる出身地の鳥取県境港市でも30日、驚きと、故人を惜しむ声が上がった。

 市内には妖怪像が並ぶ観光名所「水木しげるロード」などがあり、市観光協会の枡田知身会長(74)は「急な訃報に驚いている。100歳まで生きられると思っていた」と落胆した様子。「ロードのリニューアル企画が進んでいた時で、本当に残念。無尽蔵に企画が出せるような、特別な世界観をお持ちの方だった」と惜しんだ。

 境港市で「ゲゲゲの鬼太郎」に関係するお土産の製造販売会社に勤める深沢忠志さん(41)は「ニュースで聞いて、本当にびっくりした。1年ほど前に、市内を歩いている姿を見たときは、まだ元気そうだったのに」と驚いた様子。「境港といえば海産物と妖怪が2本柱。この1本が水木先生の力だった」と市への貢献をたたえた。

 同市では水木さんの誕生日の毎年3月に感謝祭を開催。今年の祭りでは、水木しげるロードを訪れた観光客が5年連続で200万人を突破したことについて、水木さん本人から「おめでとう」と音声によるコメントが寄せられたという。

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2015年11月30日のニュース