「学校へ行こう!」かつて「未成年の主張」出演熱望した学生が…

[ 2015年11月3日 07:05 ]

「学校へ行こう!」について語る合田隆信氏

 7年ぶりに一夜限りで復活するTBSの特番「学校へ行こう!」(3日後7・00)。当時と同じスタジオに、かつてのセットを再現し、V6を始め、みのもんた(71)、渡辺満里奈(44)、紗栄子(28)、夏帆(24)ら歴代レギュラー出演者が勢ぞろいする。立ち上げ当時から総合演出を務めてきた合田隆信氏に番組への思いやこだわりを聞いた。

 番組がスタートした1997年は森田剛(36)、三宅健(36)、岡田准一(34)がまだ10代。番組の取材対象である学生たちとほぼ同世代だった。約20年がたち、すっかり大人になった今でも「ロケに行ったら全然(V6と学生の)歳の差を感じなかったですね、ものすごいエネルギッシュで。学校の子供たちの反応もすごかったです」と合田氏はV6が昔と変わらぬ若者感覚で臨んでいたことを明かした。

 「タレントさんはやっぱり年とらない」とV6に限らず出演者陣が昔と変わらぬ若々しさを保っていることに感心。一方で「東京ラブストーリー」のサオリ&ミホのコギャルコンビや当時東大生だったマサーシー、慶大生のだぜ、「B-RAPハイスクール」のパークマンサーら人気キャラクターの現在も公開するが、「やっぱり一般の人はすごいことになってるよ。変わっている人もいれば変わっていない人もいるけれど」と笑った。

 もう1つ時が流れたことを実感したのは、学生が思いを叫ぶ看板コーナー「未成年の主張」。かつて放送していた頃、ずっと同コーナーへの出演を熱望し続けながら願いが叶わなかった学生が、今度は先生として応募。「校長先生に無断で、これが最後のチャンスだということで。『僕はもうできないけど生徒たちにやらせてあげたいから来てくれ』と。僕らからしたら昔見ていた人たちが先生になってというのは、番組が長く続いていたということでもあるので。ぜひ行こうということになった」と感慨深げに語った。

 番組がスタートした頃は学校が荒れていると言われていた時代だが、そうした空気を感じることはなかったという。「いつの時代も大人が思う学校っていうのは病を抱えているというような言い方だけど、行くとそうでもないよ、と。(18年前と今回で)変化しているかなと思ったけど、同じですね。普通の子たちは普通に元気よく楽しくやっていますよ」と等身大の学生たちを見て欲しいと訴えた。

 番組は97年10月~08年9月まで11年間、お茶の間に親しまれた。今回はV6のデビュー20周年を記念して3時間スペシャルで放送される。

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2015年11月3日のニュース