w―inds.の香港愛 総領事表彰!日本人アーティスト史上初

[ 2015年11月3日 05:30 ]

松田総領事から表彰状を受け取るw-inds.の3人

 3人組ユニット「w―inds.」が日本と香港・マカオの友好促進に貢献したとして、在香港日本国総領事表彰を授与され、2日、香港のホテルで表彰式に臨んだ。日本人アーティストの同表彰受賞は史上初。CDセールスと公演実績が高く評価され、橘慶太(29)は「継続が大事。香港の100万ドルの夜景に負けない輝きを放ち続けたい」と意気込んだ。

 会場となったホテルの外には出待ちのファンや“追っかけ隊”の車がずらり。現地で熱狂的に支持されている3人は式典で「ウォーチョンイーホンコン(私は香港が大好きです)」と広東語で声をそろえ、地元メディアのフラッシュを浴びた。

 松田邦紀総領事から表彰状を受け取った橘は「香港でライブをして楽しませてもらっているのは僕らの方なのに、表彰していただけるなんて不思議」と感想を述べた。

 07年7月に香港中国返還10周年記念の音楽イベントで初ステージを踏んで以来、ほぼ毎年のように単独公演を行ってきた。表彰式の前日1日にも、香港KITECスターホールで7回目のライブを開催。観客2000人に「ホウロイモーギンラ(久しぶり)」「モンジュッウォー(私を見て)」などと広東語で話しかけたが、日本語でも理解できる地元ファンが多く、緒方龍一(29)は「日本語が通じる人が増えた。僕らのライブを通じて日本に興味を持ってくれてうれしい」と感激した。

 CDセールスも絶好調だ。地元の音楽賞「IFPI香港ベストセールス大賞」の日韓部門を04年に初受賞して以来、昨年まで11作連続で受賞。

 同総領事館は「香港で10年近く高い人気を得ているのはw―inds.以外にいない」と表彰理由を説明した。橘は「香港の皆さんのおかげで活動意欲が湧いている。ライブも記録も続けていきたい」と恩返しの継続を約束。香港の「100万ドルの夜景」にちなみ「夜景に負けないような輝きを放ち続けたい」と、香港音楽シーンのトップを走り続けることを誓った。

 ≪最新曲も熱唱≫1日のライブは日本で行った全国ツアーの最終公演として開催。最新曲「In Love With The Music」やヒット曲「ブギウギ66」など全23曲を披露。来年3月にデビュー15周年を控え、緒方は「気持ちを形にして恩返しをしたい」と、精力的活動を約束した。

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