新生「放浪記」船出 仲間熱演誓う「進化し続けてまいります」

[ 2015年10月14日 18:00 ]

舞台「放浪記」初日公演を終え、カーテンコールであいさつする仲間由紀恵

 女優の仲間由紀恵(35)が故森光子さんから主演を引き継いだ舞台「放浪記」が14日、東京・日比谷のシアタークリエで初日を迎え、約6年4カ月ぶりに復活した。作品の代名詞ともいえる「でんぐり返し」は仲間の提案で「側転」に思い切った変更。満員の客席からは「おー」と、どよめきの声が上がり、成功すると拍手が湧き起こった。仲間はカーテンコールで「まだまだ進化し続けてまいります」と熱演を誓った。

 仲間のカーテンコールあいさつは以下の通り。

 本日は「放浪記」をご覧いただき、誠にありがとうございました。出演者、スタッフ全員で一生懸命稽古を重ねてまいりました。この作品はとても高いもののようで、頂上は遥か彼方にあるように思いますが、それぞれの役を私たちなりに吸収してまいりました。皆さま、楽しんでいただけましたでしょうか。この作品を世に出された、大切に育ててこられました大先輩の森光子さん、菊田一郎先生、そして、この新生「放浪記」の誕生を温かく見守ってくださいましたたくさんの皆さまに感謝いたします。

 たくさんの素敵な出演者の皆様に囲まれて、無事に初日を迎えることができ、とても幸せに思っています。稽古後場からとても素晴らしいチームワークで…(共演者の村田雄浩に同意を求め、会場からは笑いが漏れる)とてもステキな先輩方、共演者の皆さんと、あとこれから104公演を全力で務めてまいります。まだまだ進化し続けてまいります。ぜひまたお越しくださいませ。本日はありがとうございました。

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