第63回菊池寛賞に吉永小百合、国枝慎吾、半藤一利氏ら

[ 2015年10月14日 17:13 ]

 第63回菊池寛賞(日本文学振興会主催)は14日までに、30年にわたって原爆詩の朗読会を続けた俳優の吉永小百合、ノンフィクション作家の半藤一利さんらに決まった。賞金は各100万円。贈呈式は12月上旬、東京都内で。受賞者と主な授賞理由は次の通り。(敬称略)

 ▽吉永小百合=広島、長崎の原爆詩の朗読会を30年にわたって続け、東日本大震災でも被災者の詩を朗読して復興を支援した。

 ▽半藤一利=「日本のいちばん長い日」など、当事者に直接取材し「戦争の真実」を追究した。

 ▽NHKスペシャル「カラーでよみがえる東京」「カラーでみる太平洋戦争」=最新のデジタル技術を駆使して、貴重なモノクロ映像のカラー化に成功した。

 ▽本の雑誌=エンターテインメント中心の書評などで、日本の出版文化に独自の存在感を示した。

 ▽国枝慎吾=パラリンピックでの車いすテニス2連覇や、いち早くプロに転向しての活躍に。

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2015年10月14日のニュース