山本美月 農学部卒、自宅には食虫植物「虫が入ってる、って見てる」

[ 2015年8月30日 12:01 ]

“リケジョ” でありながらホンワリした雰囲気が印象的な山本美月

 甘い顔立ちからは想像がつかない職人かたぎ。ファッション誌「CanCam」の表紙を飾る専属モデルで、女優としてもステップアップ中の山本美月(24)は、スポットライトを浴びて満足するのではなく、作品というモノ作りにこだわっている。アニメや漫画好きの“オタク”な一面や、農学部卒のリケジョで、自宅で食虫植物を栽培する一風変わった素顔も語った。

 昨年、明大農学部生命科学科を卒業。研究室では病気に強い植物作りを研究したリケジョだ。「仕事で理系の知識が役に立つことはあんまりないけど、植物や変な生き物が好きで、それを周りの人が“農学部だもんね”って言って(納得して)くれるので助かります」。

 自宅では食虫植物のウツボカズラやハエトリソウを栽培している。「水をあげて、虫が入ってる時は“虫が入ってるなあ”って見ています。ウツボカズラは夏の暑さで枯れてしまって、最近2代目を買ったばかり。葉っぱの先端が伸びてつぼ形に変形するので、生えるのを待っています」。虫を食べる草について熱く語る姿は“CanCamモデル”のイメージとはかけ離れているが、そのギャップがまた魅力的だ。

 動物も好きで、メスのポメラニアン「コツメ」を飼っている。「休みの日はお昼まで寝て、コツメとブラブラします。今まであんまり片付けをしなかったけど、最近部屋にゴキブリが出現したのでかなり掃除しています」。今度は驚きの虫の名前が飛び出した。

 料理にも挑戦中。「人に振る舞えるレベルじゃないけど、本やネットを見て作るのは好き。最近は手羽元をバルサミコ酢で煮て、アレンジでジャガイモを入れたら凄くおいしくなくて…。アレンジはするもんじゃないですね」と苦笑いした。

 映画「ボクは坊さん。」(10月24日公開)では、初めて白無垢(むく)を着た。「結婚は凄く憧れていて、30歳前後にはしたいです。自分の結婚式ではドレスがいいと思っていたけど、和装の方が神聖で結婚する覚悟が見える気がして、それも素敵だなと悩んでいます」

 結婚相手の条件は「誠実な人」。子供の頃から一緒に映画やゲームセンターに行くなど仲が良い父親も理想の一人だが、「好きな漫画を集めてくれたりするところはいいけど、もう少し母の家事の手伝いをしたら見直すかな。お母さんがご飯を作るのが当たり前という家庭は嫌で、家事を一緒にやってくれる人がいいです」。大きな瞳を光らせて未来に思いをはせた。

 ◆山本 美月(やまもと・みづき)1991年(平3)7月18日、福岡県生まれ。09年に「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを受賞。11年にフジテレビ「幸せになろうよ」で女優デビュー。12年の初出演映画「桐島、部活やめるってよ」で注目を集めた。フジテレビ「恋仲」(月曜後9・00)に出演中。テレビ朝日「陰陽師」(9月13日後9・00)で時代劇初挑戦する。ヒロインを演じた映画「Mr.マックスマン」が10月17日公開。CM10本に出演している。

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