主人公の「師匠」モデル 烏龍パーク橋本が語る又吉「文才は凄い」

[ 2015年7月17日 06:45 ]

「火花」の師匠のモデルといわれる「烏龍パーク」の橋本

ピース又吉「火花」芥川賞受賞

 「火花」には主人公・徳永が師匠と慕う4歳年上の先輩・神谷が登場するが、そのモデルと噂されているのが「烏龍パーク」の橋本武志(38)だ。プライベートでも又吉に「師匠」と呼ばれているという。

 又吉とは14年前、小樽の劇場で知り合った。1カ月半、現地に住み込んでの舞台出演。お互い人見知りだったが意気投合した。純粋で真面目な又吉は、橋本との別れがつらかったようで最終日の舞台で号泣。空港で別れる際にもワンワン泣いたという。

 その後、橋本が大阪から東京に進出すると、又吉と1週間のうち3、4日は顔を合わせた。当時、又吉はお酒が飲めなかったため世田谷公園で缶コーヒーを飲みながら夜が明けるまで話し込んだ。内容は「人のこういうところが嫌」「何であいつは、あんなにはしゃげるのか?」など、太宰治が好むような暗くて重いテーマが多かった。

 火花の中には、通りであえぎ声を盗み聞きするエピソードなどが出てくるが、ほとんど実体験を基にしたもの。ただ、事実とは違う部分もあるという。「師匠が何千万円も借金する話や笑いを取るためにとんでもない手術をするくだりが出てくるんですけど、僕の母親が、僕が本当にやったことだと思って号泣してしまった。あれで又吉の文才は凄いと思いましたね」

 師匠も認める弟子の才能。「いつでも僕に手渡せるよう、又吉がカバンの中に1冊だけ火花の単行本を入れて持ち歩いていた」という話もある。2人で過ごした長い時間があったからこそ“芸人純文学”は生まれたと言える。

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