陣内智則　印象的だった今井さんの笑顔「かわいくて憎めない」

２０１１年８月の「ＴＨＥ　ＷＩＮＤＳ　ＯＦ」製作発表での今井雅之さん（上）と陣内智則。今井さんが陣内にハードトレーニングを伝授

　大腸がんのため５４歳の若さで死去した俳優・今井雅之さんのライフワークとしていた舞台「ＴＨＥ　ＷＩＮＤＳ　ＯＦ　ＧＯＤ」に２０１２年に出演したお笑いタレントの陣内智則（４１）が２８日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜後１・５５）に電話で生出演し「（大腸がんを）克服してくれると思っていた」と話して、早すぎる死を悼んだ。

　舞台共演以来、プライベートでも親交を重ねていたという陣内は、今井さんについて「パワフルで豪快。そして何に対しても一生懸命だった」と話し、厳しいこと言われたことも多かったが「いかつい表情から出る笑顔が印象的で、先輩ですけど、かわいくて憎めない感じだった」と振り返った。

　舞台の稽古で「お前のプライドを使いたい。プライドがあるが、それをなくすことによって輝くんだ」と言われたことが今でも印象に残っているという。５日の東京・新国立劇場での公演の終演後に舞台裏の今井さんを訪ねて握手を交わしたことも明かし「力強く握手してくれた。今思えば、僕に対してのプライドがあったのかなと」と述懐。「僕もそういうプライドを持ってこれから頑張りたい」と今井さんの意思を受け継ぐ思いを口にしていた。