染谷将太 3年越しの主演映画公開に感慨「すごいことだと思う」

[ 2015年5月27日 18:29 ]

主演映画「ソレダケ/that‘s it」の“爆音上映会”に出席した染谷将太と水野絵梨奈
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 俳優の染谷将太(22)が27日、主演映画「ソレダケ/that‘s it」(監督石井岳龍)の公開を記念し、“爆音上映会”が開催された都内のライブハウスで舞台あいさつを行った。

 3年ほど前に石井監督とロックバンド「ブラッドサースティ・ブッチャーズ」のリーダー・吉村秀樹さんがライブ映像とドラマを融合させた映画作りを企画したが、吉村さんが2013年のこの日に急逝。石井監督がその遺志を引き継ぎ、同バンドの楽曲を用いた“ロック映画”として再構築した。

 企画当初から打診を受けていた染谷は、「吉村さんのことがあっても、石井監督が力強く違った形で作り上げてくれた。これはすごいことだと思う」と感嘆の面持ち。そして、「(撮影に向けては)ひたすら体力作りをしてと言われたけれど、こういう形で初日を迎えられてうれしい」としみじみ話した。

 石井監督は、「結局、真夏の一番暑い時の撮影になったので、とにかく走りますよとは皆に言った。けっこうハンパないことをやっています」と苦笑しつつも満足げ。その洗礼を最も受けたのがヒロインの水野絵梨奈(22)で、「いろんな重いものを体にまといながら、40メートルくらいのらせん階段を駆け上がった。私は高所恐怖症なので死の危険を感じて、体力もメンタルも尽きました」と振り返っていた。

 初日を祝って、吉村さんが好きだった焼酎「いいちこ」のタルをギターで割る鏡抜きも実施。染谷は「映画は映画館で見てほしいとよく言いますが、この映画こそと思う。この映画の勢い、人が放つエネルギーを感じてほしい」と訴えていた。

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