ももクロ初舞台に緊張 百田夏菜子「半分ぐらいのところに壁が…」

[ 2015年4月30日 16:40 ]

舞台「幕が上がる」初日開幕直前会見&公開ゲネプロに出席したももいろクローバーZ。(左から)有安杏果、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに

 5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が主演する舞台「幕が上がる」が港区六本木のZeppブルーシアター六本木で5月1日が幕が上がる。開幕を前に30日、同所で初日開幕直前会見&公開ゲネプロが行われた。

 12年に発表された弱小の高校演劇部を舞台に描かれた同名青春群像小説が原作。2月に公開された映画版に引き続き、舞台でも主演はももクロ、演出は「踊る大捜査線」シリーズで知られる本広克行氏(49)が担当する。舞台版は原作者である平田オリザ氏(52)によるオリジナル脚本となる。ももクロの5人はすべて映画と舞台で同じ役を演じる。

 部長を演じる百田夏菜子(20)は「舞台は初めてで、稽古も初めて。明日が本番なので精一杯がんばりたい。(会場の)半分ぐらいのところに壁があります。半分ぐらいまではイキイキと声が届くかなと…本番は後ろのお客様まで届くといいなと」と緊張気味にあいさつ。

 玉井詩織(19)「慣れないことばかりでドキドキ。会場の雰囲気がライブとは違うんだろうなと。ただただすごく緊張してます」、高城れに(21)「この時期に初舞台で、いまの私たちにとってはいい機会になる」、有安杏果(20)「(ライブでは)ドームとかでもやっているんですが、この会場がとてつもなく、すごく広く感じています。とにかく後ろの人まで届けばいい」、佐々木彩夏(18)「やっと声が大きくても怒られない現場でうれしい」と他のメンバーも初舞台への思いを続けた。

 「(本広監督の演出)厳しかったです。手探りだったんですけど、稽古の期間も短くて、鬼だなと思った」と本音もこぼした百田。長いセリフも5人で協力して覚えたといい、「どうやってセリフを入れるのか、真剣に話し合って、メンバー覚えられないってなった時も演劇部を全部ケーキ(置き換え)したりして、ずっと車の中で覚えた。ももクロってマジメな感じで覚えるより、ふざけて覚えたほうが覚えられるんです」と、ももクロらしいエピソードも明かした。

 本番を前に、演劇は楽しい?との問い掛けられた百田は「私たちはいろんな新しいことをやらせてもらっているが、初めからから楽しかった試しがない。でも、いつも終わった後に感じたことのない達成感、やって良かったなという気持ちにいつもなれた。終わったときにやって良かった、またやりたいと思えるように頑張りたい」と意気込んだ。会見では2月に公開された映画のDVD&ブルーレイを8月5日に発売。舞台の最終日にはライブビューイングを行うことも発表された。

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